就活生の皆さん!! 今日も元気に「あの会社は人事が頭悪そうだから行きたくない」とか世の中ナメてますか!?
何ヶ月かしたらそのバカ人事にバッサバッサ落とされてハゲ上がる皆さんに、今日は小賢しく就活を乗り切る裏技をお伝えしようと思います。
①説明会では公式HPに無い社員の個人的な話を聞く
説明会に行くと、だいたい質問できる時間が用意されているかと思います。
「年収は?」とか「女子大生とワンチャンしたことありますか?」とか無数に聞きたいことあるかと思いますが、ぐっと堪えて ESに書けそうな質問をしよう。
具体的には、極力公式HPを見ても分からない、その社員さん個人についてのお話を聞くようにします。たとえば
- その人が思う、その会社の強み
- その人が思う、その会社で働くやりがい
- その人が思う、その会社の問題点・課題
など。
これらの質問は、ちゃらっとエントリーシートに取り込んでいきます。「説明会で○○部の社員さんから伺った○○という点に惹かれ〜〜」といった具合ですね。
これは、審査する側からみても実際の社員から出た言葉ということから、身近な観点であることが多いので非常に力強い情報になります。
②社員から聞いた生の情報を面接で繰り出す
説明会などで社員から聞き出した個人の情報はESに書かなかったとしても、面接で是非使いましょう。
面接官にとっても、「社員から聞いた〜〜」という枕詞がつくことで、深く掘り下げることが難しくなるという利点があります。なぜなら、面接官にとっても「初めて聞く自社の他人の話」なので、不意打ちの効果があります。
面接官「(ぐわーー!弊社そんなやりがいあるのか〜〜)なるほど。」
ぼく「ええ。」
みたいなな。
相手にとっても深い議論をする準備ができていない話題という点でおすすめ。
また、会社の公的な指針について「共感した」といった感じでエピソードを組み立てると、穴の多い面接になりがちです。
ぼく「御社の『住み良い社会を作る』という理念に惹かれ〜〜」
面接官「は?『住み良い』ってなに?」
ぼく「(はい!誰もが安心して目の前の仕事に前向きに取り組める社会です!) お前みたいなのがいねえ世の中だな」
こんな事故が起きがち。
なぜなら、会社の指針はあくまで指針。指針にはある程度の抽象度があり、具体的な解釈はそれぞれの社員に委ねられているからです。その面接官にとっての「指針の解釈」とあなたにとっての「指針の解釈」がズレていた場合、不幸な面接になってしまう可能性が高くなります。
そういうわけで、志望動機などには是非社員から聞いた個人の情報を盛り込みましょう。
③志望動機も自己PRも一つのテーマで
たとえば、自己PRに「自分は人が困っていることを解決するのが得意」と書いたとします。
であれば、志望動機にも「あなたの会社でこういう困っている人の問題を解決したい」というように書きましょう。
やっちゃいけないのが
「私はサークルのリーダーでコミュニケーション能力が高く、チームの問題点をすぐに見つけ出す分析力も備えていて、父は経営コンサルタント。趣味はギターを弾くことです。」
は? 菅田将暉か?
こんなのはダメ。菅田将暉はまじで全部備えてるけど就活面接ではマジ0点。
一点突破でいくべきです。
面接はキャラを覚えてもらえるかどうかの場。あとで面接官が受験者の名前リストを眺めて「ああ、あの困ってる人助けたいクンね」といった具合に、思い出してもらえる方が遥かに重要なんです。
それに、テーマを一つにすることで、志望動機の質問でも自己PRの質問でも似通った質問が来るメリットもあります。論点が散らからないので、面接する側からも「一本筋の通った回答ができる子だな」と見えます。
そういうわけで、ESは1本のテーマを貫いて作ることを心がけましょう。
④面接官と仲良くなろう
これはコミュ力に自信のある人向けですが…。
過度に学生らしく無礼のない振る舞いを心がけるあまり、まったく無難な人間と見られると損をする可能性があります。
日頃、バイト先などで目上の人と仲良くなることに自信のある人は、ぜひ面接などでも個人的に相手の面接官や人事と打ち解ける工夫を考えてみてください。
僕は具体的には、毎回だいたい「八王子から都心に面接に来た」というと「遠いところから来たね〜」みたいなことを言われるので、「そうなんですよ、マジ限界集落スゴいですよ」みたいな適当なことを言って距離をつめていました。八王子の悪口で。
面接官も人間。やっぱり、少しでも距離感の近くて好きな人間を応援したくなります。面接での論理性よりも、その人となりの可愛さで取りたくなってしまうことも間違いなくあります。
やっぱり光彦より元太の方が愛嬌あるし一緒に働きたいじゃないですか。光彦映画とかで調子乗りすぎじゃないですか。
よほど失敗しない限りはプラマイゼロなので、面接に慣れて来たころにでも試してもらえれば。
⑤面接の質問は全部メモる
超初歩的なことで裏技でもなんでもない王道ですが、あえて書きます。
面接で出た質問全部メモっておくの、めっちゃオススメです。
「③志望動機も自己PRも一つのテーマで」を守って面接に行くと、質問される内容がかなり限定される上、どこに行ってもだいたい同じ質問をされるようになります。5回ぐらい面接を重ねると、かなり網羅的に面接で受ける質問を拾えます。
「あ、この質問ね〜、この回答でおっけ〜」
後半の面接ではこんな感じでこなすことができるようになります。
「こいつら毎回これ聞くな〜バカのひとつ覚えおつ〜」
みたいなメンタルになってきたころに役員級にボコボコにされるパターンもあるんですけどめげないでください。僕ですか? 僕をボコボコにした会社のことですか? 絶対潰してやるからクビを洗って待ってるんだな!!
話がそれました。
この面接の対策については、「想定問答集をつくれ!」みたいなことが就活本に書いてありますが、普通の学生は人事の視点なんて持っていないので想定なんてできないかなと思います。であれば、実際に面接で受けた質問をそのまま想定問答集にしてしまえばいいという発想です。
質問と回答を実際に自分の目で文字情報として確認すると、論理的な欠陥なども見えやすくなる効果もあります。
過度に丸暗記するのもボロが出ますが、質問と回答の一覧を箇条書きで手持ちしておいて面接前の控室で見返すだけでもかなり心強いかなと思います。
おわりに
いかがでしたか?
アホほど茶化そうとおもって書き始めたのに、普通に超有益な就活情報を提供しちゃう結果になりました。
これを読んで無い内定の友達に遥かな高みからマウントかまそう!!
それではまた。