こんにちは、本谷です。
いきなりですけど転職の話していいですか? 僕もサラリーマンの端くれとして、たまに転職のことを考えたりもするんですよ。
ワタクシごとですが、僕、サラリーマンになってかれこれ5年弱経つんです。
5年目と言えば、一端の経験も積んで、それでいてまだ会社に染まりきっていない柔軟性も併せ持つ優良物件。わりと転職市場からは歓迎される人材なんですね。
恐れながら、僕こそ転職市場のドラフト1位。
打って走れて守れる超高校級サラリーマンなんですよ。(パソコンを)打って(トラブルを詫びに客先に)走って(上司の威厳を)守れる、敗戦処理のスペシャリストなんですよ。
どこに出しても恥ずかしくないプロ謝罪選手。僕のような若者を、どの企業でも必要としているはずなんですよ。僕が泣きながら打っているこのテキストも、転職市場では輝いてるはずなんですよ!!
取り乱しました。本題に行きますね。
転職サイト
ところで、転職サイトって登録したことありますか?
僕も転職市場のドラフト1位として、メジャーな転職サイトに2〜3個登録してみたんです。
27歳、男性、職歴:SE 5年・・・
簡単な登録情報をポチポチして一段落すると、その瞬間から夥しい数のメールが届きはじめます。
さすがにドラフト1位。もし同じ数だけ実際の郵便が届いたら、紙の圧で郵便受けを粉々にできるぐらい届きます。
それで、その届いたドラフト1位求人をちらちら見ていくとなにやら違和感。
同業かコンサルばっかり
届く求人、同業かコンサルばっかりじゃね〜これ…?
こっちはよォ!謝りすぎてすり減ったおデコに嫌気が指して別業種を志したいから転職サイト登録したワケよォ!
もういっそいきなりパン屋さんとか紹介してくれよ、って思ってるんですよ。おれおいしいクロワッサン焼きたいんだよ。それなのに、無慈悲の同業。
まあ同業は論外として、次いで多いのがコンサル。
コンサルですか…。
僕、本当にコンサルって人種が苦手で。
仕事柄、コンサル業の人とよく一緒に仕事するんですね。やつらときたら、
「こちらの案件はコーポレート・ガバナンス的に非常にプライオリティの高いプロジェクトとなってまして…是非、うちの方でクリティカル・パスを検討しますので、要所を抑えた人的リソースのアサインをお願いしたいと考えています。」
みたいなこと平気で言うんですよ。ルーかよ。大柴さんちのルーかよてめえはと。
横文字の嫌いな管理職とかに「分かりやすく言い直して」とか言われるとすぐさま「改めてサジェッションをお持ちします。」とか言うんですよ。
めげろよ。ルーかよ。七スリップ八ゲラップかよ。
キラリと輝くメガネ屋の求人
そんな心躍らない求人たちの中で燦然と輝く求人がありました。
それが、メガネ屋。
「SEだァ?どうせメガネしてパソコン叩いてんだろ?」
そんなメガネ屋の心の声が聴こえてくる、明らかにイメージ先行のリクルーティング。
たしかに僕こそメガネ業界のスペシャリスト。キャリアの最初から、僕はメガネとともにありました。
メガネが無いとディスプレイの細かな文字も読めないし、会議だって字の誤読を恐れて迂闊に発言できません。
僕はいつだってメガネと一緒に高めあってきました。ブルーライトカットメガネをかけ、血走った目で真夜中のブラック企業でディスプレイを睨みつけて。いかにも僕がレッドアイズブラックサラリー。地獄の業火で現場を燃やし尽くしてくれる!!(SE業界の炎上は、しばしば僕のようなダメ人間によってもたらされます)
ともあれ、他の案件よりは興味を引いたので、僕はその求人に「興味あり」をチェックしました。
届いた返答は、「合格可能性:小」
なめてんのか??
以上。それではまた次の記事で。