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キュウソネコカミ

キュウソネコカミはもはやビジネスマンだと思う

更新日:

キュウソネコカミさ、ぶっちゃけ最近の曲、よく分からなくね?

と、ふと思ったのでちょっと考えてみたぞ。
タイトルから変な方面の人を呼びそうだが、こちらのブログでは特に自己啓発系の商材は扱っておりません。

誤解のないように言っとくと、僕はキュウソすげー好きだぞ。

昔の曲と今の曲を比べて、キュウソのビジネスパーソンっぷりをつまびらかにしてやるのでちょっとお付き合いください。
よし、じゃあ本題だ。

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昔の曲


ビビった。本当にすごいと思う。ビビったよ。

まずPV初っ端でハゲが走ってんのがなんかもうおもしろい。

皆「音楽は消費される」ことをさ、どこか誤魔化し誤魔化しこれまでやってきてたと思うのね。少なくとも、作品で「音楽なんて消費される」って言っちゃう人はいなかったと思う。

皆知ってた。
でも、言ったら負けだ。
芸術と消費活動は本来矛盾するからだ。
だから、言ったら負けだった。
でも、キュウソは突き抜けて勝っちゃった。

そういうことを割り切れる強かさ、うまく自分のマーケティングに取り込む狡猾さ、これはキュウソの大きな武器だ。そして、キュウソネコカミがビクターからデビューした直後、僕たちは熱狂した。端的にビビったんだ。あえて不文律を破ってそれでもかっこよく見えるキュウソに。

じゃあ、この気持を踏まえて、最近の曲を聴いてみよう。

最近の曲


なんかこう、振り上げた拳をどこにやろうか悩む人が多いんじゃないかな。

メンチカツを注文したところにコロッケが来たような気持ちだ。責めるほど悪いことされたわけでもないし、でもちがうし。。。ってなったんじゃないかな。

次はこっち。


またなんか違うよなやっぱ…。

4人のグループなら楽しく話せるけどサシで飲むのは無理、そんな距離感の友達を思い浮かべて欲しい。この曲はちょうどそんな彼と同じ感じだ。キュウソ好きだけどこの曲だけやるキュウソはうーん、っていう。悪いやつじゃないんだけどなー!みたいな。

最近のキュウソを聴いてみると、いまいち自分にびしっと刺さってこない感覚がある。で、この感覚は結構共有できるんじゃないかなーと思ってる。PVの再生回数も昔の曲のが一回り多いし。(もちろん公開期間の長さが違う差はあるけど)

なにがちがうの?

端的に言うと、最近のキュウソの曲は、マーケティングしすぎている。

売れる音楽にはもちろんある程度の想定マーケットやペルソナ(対象顧客)が設定されている(意識的にしろ無意識にしろ)。で、キュウソの曲にもある程度のペルソナが設定されている。

『サギグラファー』→フォトショ修正に疑問を持つ若めな男女。
『泣くな親父』→世の中の苦しむ親父。

といった具合だ。

ところが、最近のキュウソの曲作りはペルソナが先行してしまっているように見える。対象の顧客に向けて歌う曲は、ある人には刺さるかもしれないが、刺さらない人には「媚び」に見えることがある。

ロックバンドのファン層には、「そのバンドを応援している私、イケてる」という非常に強力な価値基準がある。

「バンドを応援する私がイケてる」ためには、「バンドがイケてる」必要があるのだ。

で、「バンドがイケてる」ためには、自己表現をしている必要がある。バンドマンの脳みその奥から出てきた言葉が歌われている必要がある。

誰かのために歌っている歌は、他の人でも歌えてしまうように見える。そのバンドの唯一性が薄れ、「このバンドだからイケてるんだ!」という価値を曇らせてしまう。

『ビビった』でも、売れないバンドやそれを冷やかしたい若者といったペルソナは設定されている。しかし、一番異なるのは、主役がキュウソネコカミたち本人であることだ。彼ら自身の脳みその奥からの叫びが歌われている。彼らの自己表現に、僕らはまさしく熱狂した。イケてるバンドの必要条件だ。

ある程度のペルソナを設定すること、マーケティングは売れるバンドの最低限の営みである。でも、それが先行して自己表現の領域が損なわれると、「そのバンドである必要性」が薄れ、結果として「そのバンドを応援してる私、もしかしてイケてない…?」となってしまう。

今のキュウソはあまりにビジネスマンしすぎている。

皮肉にも、「ビビった」のPVでは、大人たちが考えたマーティング戦略に従ったら売れず、ありのままのやり方に戻したら売れるというストーリーになっている。PVに近い現象は起きてもおかしくないのかもしれないと、僕は少し思う。

さいごに

とはいえ、音楽的には彼らの音楽、年々かっこよくなっていっている。ヤマサキセイヤ本人も「俺めっちゃギターうまくなった」と言っていた。事実だと思う。演奏は年々かっこよくなってる。でも、やっぱりファンとしてはまた、もっと突き抜ける熱さのある曲がほしいのも事実。

現状、彼らが昔の曲を打ち破れる、ブレイクスルーとなる曲を出せていないにも関わらず人気を伸ばし続けているのは、彼らの最強の武器、ライブがあるからだと思う。

彼らのライブでの自分たちの世界の作り方は凄まじい。MCが面白いとか曲が盛り上がるとか、色んな要素はあるけどさ。とにかく楽しい。ひたすら浴びるように「キュウソネコカミ」を感じられるライブだ。

彼らのライブはまさしく彼らにしかできない。
そこが、彼らのリスクを見事に隠しおおせている。

是非皆足を運んでほしい。めっちゃ楽しいぞ。

追記(2016/11/14)
昔の曲を打ち破るめちゃくちゃアツい曲、きました。僕個人的にはぶっ刺さったので、是非あわせて紹介したい。

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