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星野源

星野源『くせのうた』について思うこと

更新日:

星野源の『くせのうた』あるじゃないですか。

僕はこの歌が大好きで、2ヶ月に1回ぐらい無限リピートの沼にハマるんです。で、あれの歌詞をじっと眺めてふむふむと聴いてたらね、思ったんです。

君の癖を知りたいが ひかれそうで悩むのだ

よく考えたら「君の癖を知りたいって言う」より「自分の癖をお伝えする」方が引かれるんじゃねーかっていうことをね。

今日は、そんな話をしようと思う。

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『くせのうた』の歌詞の意味・意図


本題に入る前に、『くせのうた』の歌詞が意図するところについてあらかじめ触れておく。

まずは曲の一部を引用。

同じような 顔をしてる
同じような 背や声がある
知りたいと思うには
全部違うと知ることだ

(中略)

覚えきれぬ言葉より
抱えきれぬ教科書より
知りたいと思うこと
謎を解くのだ夜明けまで

君の癖はなんですか?

この曲では、おおむね「相手を知りたいと思うこと」ないし思い続けることが、恋愛の営為だということを語っているように思う。

「相手が誰かと似てたり似たような経験をしていても、その人ただ一人だけの特別な個人だ」ということを認め、その人のことをとにかく知ろうとすること。そういった営みをただ、しつづけることの尊さ、大事さ、優しさがストレートに伝わってきて僕はこの曲が大好き。

星野源は、こういう、僕たちの現実と地続きの物語を伝えるのが本当にうまい。嫉妬する才能。ガッキーの次でいいから俺も抱いてくれ。

関連リンク:最強の普通。星野源のすごさを大声で言いたい

ヤバイくせ

ここからが本題です。

私事で申し訳ないんですがこの前、会社のお友達と居酒屋で一杯やってたんです。

そしたら仲のいいお友達が急に「わたし脇のにおい嗅ぐの好きなんだよね」みたいなことを言い出したんです。急に。脈絡なく。

脇……?

脈絡なく急に自分の性癖を言い出すこと自体、すでにアブねえヤツですよ。でもそんなこと忘れて、「脇のにおいを嗅ぐのが好き」っていうパワーワードっぷりに一瞬で持っていかれたんです。

脇ってあれよ。ちょっと脇の自己主張強めな人からしたらば、エンピツとか玉ねぎとかそういう類いの強烈なアピールかましてくる部位よ。

聞けば「一日働いたあとの脇のにおいが好き」という。

一日ってお前……。

いや、脇もたしかに一日働けばかなりのがんばり臭と思うよ。

でも脇ってほらあれじゃん。ちょっと失礼な言い方しちゃうと、人体でいう仕方なく存在する部位じゃないですか。あんまり重要な役割ないというか。脇だけに脇役ですよ。街の景色で言えば排水口ぐらいのポジションだと思うのよ。

どうしてそんな縁の下の力持ち、脇が好きなのかと。ぼくは枝豆を飛ばしながら訊ねました。

「いやー、やっぱ一番無防備なにおいがするというか。一番嗅がれたら恥ずかしいところだと思うんだよね」

なるほど。一番恥ずかしいところだからいい。なるほど。全然分かんねえ。

自分のくせを言うということ

ともあれ、その同僚の話を聞いて僕は少なからず困惑したわけです。星野源の言葉を借りれば、引いたわけです。

星野源は、こう言っています。

君の癖を知りたいが ひかれそうで悩むのだ

いや、やっぱり自分の癖をお伝えする方が引くなこれ!

後にそのお友達に話を聞いたらば、やっぱりそういう性癖を人に言うのって結構勇気を出したらしい。いや、お前いきなり脈絡なく言ってたけど…。

ともかく、たしかに大事な人を相手にしたときに「自分のくせを伝える」というのは、すごくハードルの高いことだと思うんです。

それをあえて、相手に「くせはなんですか?」と聞くのは、「勇気をだして心の奥をさらけだして」というような意味合いになるわけですね。

それを踏まえると、この曲の「引く」ってのはただ「キモいと思われる」以上の意味があるんじゃないかなあと素朴に思ったんですよ。

相手の心に踏み込むことに対して、引くということ。「心と心の対話をしよう」という問いかけに、引かれるということ。

すなわち、この曲の「引く」というのは、人間関係が壊れるリスクがあるとか、そういう強くて優しい意味があるんだと思うんです。

おわりに

いかがだったでしょうか。

星野源には是非、僕の脇のにおいフェチ友達にくせを質問して欲しい。星野源の感じだったら、引くとかじゃなくて超盛り上がると思う。源くんまじそういう下半身まわりに悪い話題得意だからまじ。

ともあれ『くせのうた』、本当にいい曲です。僕もいつか、くせをお互い伝え合えるような人間関係が出来たらなあと素朴に思う。あ、ちなみに僕は独りよがりな性行為に定評がありますよろしくお願いします。

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