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フレンズ

神泉系ポップバンド、フレンズの進撃

更新日:

色んなバンドからメンバーが集まって結成された多国籍おしゃれバンド、フレンズ。

メンバーは元THEラブ人間のおかもとえみ(Vo)、nicotenのひろせひろせ(Vo,Key)、元HOLIDAYS OF SEVENTEENの三浦太郎(G)、the telephonesの長島涼平(B)、元The MirrazのSEKIGUCHI LOUIE(Dr)の5人。

みんなそれぞれのバンドで一定の成功をおさめたキャリアを持って集まっている。そんなキャリアがありながら、バンド名は完全に負け戦の様相。

「フレンズ」で検索してもアニメ『けものフレンズ』とアメリカのTVドラマにぼこぼこにされるし、「フレンズ バンド」で検索してもニュースサイトとNAVERまとめに勝てないフレンズ。すごくいいバンド名なのに。なかなかたどり着けない公式サイトはこちら

フレンズ、由来はフィリピンパブの名前らしい。そう聞くと途端に「フレンズ」の清廉な響きから汚い歌舞伎町の客引きの匂いがしてくる。「オニイサン、ワタシタチ今日からフレンズ。一緒にタノシイコトするフレンズ。一杯飲んで行こうよ、カモンフレンズ!」カモンじゃねえよ。祖国に直接1000円送金してやるから口座教えろ。

話が逸れた。

今日は、そんな検索エンジン的な逆境にあるフレンズのすごさを、全力で応援もとい紹介したい。

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ビジュアル


フレンズの皆さん、非常に親しみ深い顔面をしているフレンズです。

ひろせひろせの諸見里みたいな顔面から繰り出される、普通に聞き取れる歌声・激ダサくて逆にいいラップ。


(ひろせひろせ)

このDEBの帽子とかずるすぎるだろ。いまシティポップやってる連中でこの帽子似合うやつ絶対他にいないぞ。Suchmosにこの帽子ぶつけてやりたい。


(おかもとえみ)

ボーカルのおかもとえみも非常にエロくていい。「頼めばヤらせてくれる女友達」って感じな味わいの顔で、すごく好き。3人ぐらい思いつく友達がいるけど、みんな例外なくエロい。超好き。ぜひ性欲に従順であって欲しい。性の喜びを知るフレンズであって欲しい。

これほど多方向に親しみ深い顔面を備えていながら、全員そろうとまとまりが出るからおもしろい。

このしっくり感。

なにより、楽しそうなのがいい。バンドかくあるべき。メンバー間の治安がヨハネスブルグみたいになってるバンドはビートルズだけで十分。

実際、本人たちも「フレンズが楽しくなくなったら辞めちゃうと思う」みたいなことを言っている。彼らの音楽を支える紐帯が楽しさというのは、ものすごく健全で良いと思う。

神泉系

フレンズ、どうやら「神泉系」と銘打って活動しているらしい。

「神泉」というのは、渋谷から京王井の頭線で一駅隣りの駅のこと。この神泉系にまつわる語源は諸説あれど、現在はおおむね「渋谷系とは少しずれたシティポップ」みたいな意味合いでつかわれてるらしい。

僕はシンプルに、「渋谷系よりちょっとダサい成分多めのシティポップ」と理解しています。

実際、渋谷系って2010年代に至って手垢のつきまくったジャンルなわけです。おしゃれ志向をギラギラ見せつけるスタイルが使い古されすぎて、今あえてやるのって逆にダサいというか。

いま「僕たちは渋谷系バンドです!」って言って音楽やるのってダサくなっちゃうと思うんだけど、その中に「普通にダサい」要素を取り込むとなんか逆に超かっこいいじゃん、っていう不思議なバンド。算数でもマイナスかけるマイナスはプラスになるように、あえてダサいものを放り込んでダサさを強調すると全体は逆にかっこよくなっちゃうみたいな。スイカに塩をかけるのと同じ論理で超かっこいいバンド、いいと思いませんか。

この神泉系って発想は、倦んでしまったシティポップにあって一種の発明だと思う。

ローカルポップ


フレンズの曲は、一言でシティポップと片付けられることが多い。だけど、シティポップ自体が「都会的な音楽」ぐらいの意味しか持たない超広義な言葉なので、この言葉ではあまりフレンズをうまくカテゴライズできないと思っている。この定義に則るとガガガSPだってシティポップって言えかねない。『国道二号線』歌ってるし。神戸系シティポップよ。

ぼく個人的には、フレンズはものすごく個人的でローカルなポップスをやってると思う。もちろんサウンドはめちゃくちゃ洗練されてて、広くポップスとして通用するスケールもあると思うけど、歌われる内容はすごく個人に寄り添ったものになっている印象。

たとえば、『Love,ya!』の歌詞

どこいるの?なんていうけどさ
いつものとこでまっててよ
東じゃなくて南口
到着ほんとは10分前
今、おれいる駅、不動前

新宿で待ってて
人混みの中で見つけたら
携帯見てるフリ気づいてくれるかな?

みたいに、ものすごく個人的でローカルなテーマを歌った曲がほとんど。かといって自分語りってわけでもない。個人的でかつ自分語りでない絶妙な塩梅。

シティポップというと、「都会的」とか「無名の群衆」とか「無機質なビル」みたいな印象が先行するけど、フレンズはものすごく個人的だし地元トークっぽい要素をもった曲が多くて、そういう意味ではあまり一概にシティポップと言えないと思う。個人的にはローカルポップと言いたい。東京がよく舞台になるローカルポップ。

広く共感される内容ではないけど、ドンピシャでささる誰かがいる曲たち。僕はこういう曲をやってくれるバンドがすごく好き。

おわりに

フレンズ、すごく良いバンドです。

MV観てるだけで楽しいし、曲を聴くだけで気分が明るくなる。総じて幸福度高め。ハッピーターンで言う粉の部分の味わいです。やってるメンバもみんな心底楽しそうだし、長く続いて欲しいと思う。

2017/4/5にアルバム『ベビー誕生!』が発売されるので、是非チェックしてほしい。アルバム探そうと思ってもこのタイミングで『けものフレンズ』の大ヒットとバッティングしたもんだから非常にGoogle的に不遇な状況にあります。是非見つけ出して予約してあげて欲しい。僕はもう予約した。

2017/04 追記 売れ行き好調のようです。今後ともフレンズの進撃を見守っていきたい。

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