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10-FEET

10-FEETの『太陽4号』が好き

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こんにちは、本谷です。
10-FEETが2017.7.19、新シングル『太陽と月』をリリースしたんです。

YouTubeのコメントとかを見ると賛否両論で、「すごく好き」「感動した」といった類いのポジティブなものもあれば、「どうした10-FEET」「こんなロキノン系のウェイが聴くようなバンドだっけ?」というような心ないコメントもある。ロキノン系のウェイって何者ですか?新しい人類か?「アングロサクソン系のマイケル」みたいな言い回しか?

バンドが変わることを嘆く人ってすごく多いけれど、良くも悪くもバンドというのは絶えず変化していないと生きていけないものなんです。

止まると死ぬマグロみたいに、常に変化し続けながら、昔のファンにも「変わらなさ」を同時に表現する。そんな矛盾した生き様を求められてるんです。

皆さんはマグロと聞くだけでKANA-BOONを思い浮かべるような、サバ並の知性じゃないと思いますので、うっすら谷口鮪くんが見えたとしても、この記事が10-FEETの記事だということを忘れないでください。

ちなみにマグロはサバ科です。ということは、谷口鮪は谷口鯖の部分集合なんですね。谷口鮪⊂谷口鯖なわけですね。僕はなんの話をしてるんですか?

ともあれ、今日は10-FEETの『太陽4号』の話。

僕は、完全に、すごく好き。

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10-FEETの最近


10-FEET、2016.05に発売された『アンテナラスト』まで、4年強の間オリジナル曲の音源を出してなかったんですよね。そこから立て続けに2017.02『ヒトリセカイ×ヒトリズム』、2017.07『太陽と月』とシングルのリリースが続いています。

『アンテナラスト』や『ヒトリセカイ』は、良くも悪くもこれまでの10-FEET像からは一線を画した表題曲で、喜ぶファンも戸惑うファンも多かったと思います。

それで、今日話をする『太陽4号』は、『アンテナラスト』や『ヒトリセカイ』に連なる世界観の曲で、ここ数年のTAKUMA・10-FEETのテーマなのだと思うんです。

コミュニケーション

アンテナラストと、ヒトリセカイの歌詞を一部紹介します。

言葉足らずでなければ僕ら 届かないことを知らないから
身を寄せ合うほどに僕らは また傷つけ合いました
(アンテナラスト)

嗚呼 言葉のない遥か大昔
それなら今より少しは分かり合えたかな
(ヒトリセカイ)

この2曲では「言葉でなにかを伝えることの困難さ」や、「伝えるためには、逆に言葉足らずである必要がある」といったことが歌われています。

ここには、なにかを伝える上での僕たちの永遠の命題が隠れています。いわば、コミュニケーションの不可能性です。

情緒的に言えば、「言葉では自分の想いは伝えきれない」という、シンプルで重大な僕たちの欠陥です。同時に、「他人の脳内に、自分が伝えたい想いの、"意味"や"感情"や"匂い"や"音色"や"色合い"を再現することは不可能である」という科学的な事実でもあります。

雨が上がりました そちらはどうですか?
僕はきっと僕から見た優しさや正しさで 沢山あなたを傷つけてきました
(太陽4号)

自分の言葉や考えを人に伝えるためには、自分の言葉だけでは足りなくて、行動でもやっぱり足りなくて。それでもやっぱり伝えたい、という僕たちの欠陥。

伝えたいからこそ思い悩むし、衝突もする。傷つけ合い、ぶつかり合ってできた心の傷は、そのまま僕たちの「伝えたい」という衝動の存在証明です。

『アンテナラスト』、『ヒトリセカイ』、『太陽4号』の3作は、そんな僕たちの切実な衝動を突きつけているように思います。

生きるということ

そしてこの「言葉では自分の想いは伝えきれない」というテーマは、ある事実に行き着きます。

未完成の想いは未完成のまま叫べ
迷いの辻々に散らばった思い出に火をつけて
川を泳ぐ小さな魚の様に 目にもとまらぬ速さで生き描いてゆけ
(太陽4号)

「言葉でも行動でも、自分の想いは伝わらない」なら、「伝わることを願って伝え続けるしかない」ということにです。「伝えたいし、伝えようとしている」というその事実だけが自分の拠り所だということに、です。

どうやっても伝わらないのなら、伝えようとしている自分を信じるしかない。それってつまり、ただ「一生懸命に生きる」という、そのことでしかなくて。

伝わらないかもしれない。それでもやっぱり、「未完成の思いは未完成のまま叫べ」「目にもとまらぬ速さで生き描いてゆけ」と10-FEETは言います。

TAKUMAはこの曲を「根暗の歌」と言っていましたが、僕は、どこまでも前向きな力に溢れた曲であるように思います。

おわりに

『アンテナラスト』と『ヒトリセカイ』に多くの賛否があった中で、『太陽4号』を表題曲としてリリースした10-FEET。

10-FEETが「伝わらないかもしれない」と言いながら、それでも伝えようとしたのがこの3曲なのだろうし、僕たちもこれからの10-FEETと向き合う上で大事にしたい曲だと思う。

ライブ以外にもフェスの主催やチャリティ活動といった色々な形で発信を続ける10-FEET。僕も、素直に善きファンとしてそんな10-FEETの発信をうまく受け取れればな、と思う。

またライブで会いましょう。伝わるまで何度でも。

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