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売れないバンドマンは今すぐSEになれ

更新日:

売れないバンドマン。

この世で一番救いのない存在だ。釈迦ですら垂らした蜘蛛の糸を売れないバンドマンが掴んだと気づくや否やすぐに手を離してタンを吐きかける。

無慈悲な境遇を受け入れ甘んじる現代日本の修験者。

こんなにもセーフティネットが発達した日本において、あえてそのネットの穴を探して剣山に突き進む売れないバンドマン達。

今日はそんなバンドマンに提言したい。

売れないバンドマンはSEになれ。

売れないバンドマンはSE(システムエンジニア)になるべき。音楽の道を諦めろというわけじゃない。バンドで成功したいならSEになるべきだ。

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売れないバンドマンの生い立ち

koukousei

まず、売れないバンドマンの生い立ちを振り返ろう。

まず話は彼らの中学時代に遡る。好きなバンドが「ファンだ」と公言していたインタビューを読み、背伸びしてOasisやレッチリのCDを聴く。「あまり周囲の人間が聴いていない音楽を聴いている」事実に彼らは興奮し、一端の音楽通気取りを発症する。ここが彼らの音楽的なこじらせスタートライン。

そして、程よい高校に進学し、軽音楽部に入部する。実際に楽器に触れ、簡単なメジャーコードを鳴らして周囲にチヤホヤ持て囃される彼ら。思うに、高校時代というのは非常に繊細な時代だ。学校や予備校で「偏差値」という自分の「世界ランク」を見せられ、イケメンやお調子者が周りを出し抜いて可愛い子と恋愛関係に発展していく。嫌がおうにも、自分が競争にさらされていることを実感する時代だ。そんな日々を過ごす高校生は、「俺も認められたい!」という思いを膨らませ、承認欲求の爆弾を育てあげてしまう。そこで、自分がたまたま友達に披露したギター。そして「すげえな高橋!」の声。彼の心が育てた爆弾はそこで爆発する。「俺、音楽でビッグになる!!」高橋少年17歳の決意だ。

そして程よい大学に進んだ高橋。なんか高橋さんごめん。高校時代の決意もすっかり忘れ、「サークル楽しいウェイw」と、授業をサボって片手間にバンド活動だか飲み会活動だかよく分からない日々を過ごす。片手間ながらも定期的なバンド活動の甲斐もあり、地元のライブハウスに少しずつ顔が利くようになっていく。そして、やがてきたる就活期。半端に築き上げた地元のライブハウスの人間関係では、「就職しないで音楽で食っていく」そんな判断が公然と評価される。就活という大学時代最強の鬱イベントを目前に、突然高校時代の決意を思い出す高橋少年。地元のライブハウスでもそんなに反対喰らわなかったし、「俺は音楽で身を立ててやろう」そう決めて新卒切符を破り捨てる。

かくして、バイトをしながら活動資金を貯め、スタジオ代やライブハウスのチケットノルマに身銭を吸い上げられる現代の奴隷階級、売れないバンドマンが誕生する。

売れないバンドがSEになるべき理由

売れないバンドマンは、あえてその境遇に身を置いているのか。

いや、違う。本当は誰だって売れたい。

「俺の音楽、普通のOLには理解されねーからさ」とか言ってるやつに限ってOLのヒモをやってるし、「俺たちの音楽はブラウン管の前で評価されたくない」と言ってる藤原くんに限って今は普通にばっちり液晶テレビに映ってる。

今はコンビニで鶏肉揚げてるバンドマンも、みんな少なからず「売れるもんなら売れたい」そう思っているはずだ。

fujiwara

(売れに売れきった藤原さん)

売れないバンドマン諸君、売れたいか。

本気で売れたいならSEになれ。

売れないバンドは要件定義ミス

売れないバンド

では、売れないバンドとはそもそもどういう状態か。「売れないバンド 特徴」でググってみたら色々でてくる。

  • 極端に夢がデカい
  • 楽しければいいとか言っちゃう
  • ファンのことを考えない

こういったことが売れないバンドの特徴として挙げられているようだ。

要するにこれらをまとめると、「目標・ターゲットがハッキリしてない」ということになる。

要件定義ミス

kyaku

この「目標・ターゲットがハッキリしてない」という状況。これはSE業界においては、「要件定義ミス」と言う。

SE業界で最も業が深い領域だ。上流工程とも言う。客がSEに「こんなシステム作って欲しい!」と要望を伝えるフェーズだ。

客「Facebookみたいにイケてて〜、ばっちり知りたい情報も知れて〜、使いやすいシステムにしたいんだけど〜?」
僕「死ね。Facebook使え。(はい、わかりました。)」

こんな地獄が毎日どこかで繰り広げられている。

SE業界では、無茶を言う客の事を「放火魔」と言う。ネット民なら、システムエンジニアの現場がデスマーチ化して「炎上している」といった表現を見かけることもあるだろう。あの「炎上」のことだ。炎上は、業の深い放火魔によってしばしばもたらされる。

話がそれたのでバンドの話に戻そう。

バンドも同じで、自分たちの目標を明確に、具体的に、そして適切に決める必要がある。

たとえば「いつか武道館に立ちたい」ではいつまで経っても立てないし、ただ「売れたい」だと、自分たちはCDを何枚売って何人ライブに客を呼ばなきゃいけないかがはっきりしない。

要件定義レビュー

SE業界では、客の要望をSEがとりまとめて資料化し、客にレビューしてもらって承認をとる、というプロセスがある。

「目標を文書化し、共有する」というプロセスだ。このプロセスを踏むことで、客とSEは同じ方向を向くことができ、その方向からずれてしまったときに軌道修正ができるようになる。

売れないバンドマンの皆さん、自分たちの目標を明確に定義できていますか?

5年後、3年後、1年後、半年後、それぞれのフェーズに適切なレベル感の目標を設定できていますか?目標をバンドメンバーや客や周囲のスタッフやライブハウスのブッキングマネージャーと明確に共有していますか?バンドの方向性を第三者から軌道修正してもらうことはありますか?

無軌道な蛇行運転を繰り返すバンドが勝手に売れることはほとんど期待できない。「街コンでガッキーに出会って意気投合してできちゃった結婚したいな〜」ぐらいの確率だ。

自分たちの目標を第三者に評価してもらって、軌道修正しつつ近い順から目標をクリアしていく。売れるバンドになるためには、そんなプロセスが必要だ。

SEになれば、そんな風に目標を的確に設定するスキル、それを明確な作業に落とし込むスキルが身につけられるぞ!

売れないのに反省しないのは故障分析をしないのと一緒

売れないのに反省しないバンドマン

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売れないバンドマンは自分が売れない理由を直視しない。なぜならそれは辛い作業だからだ。高橋くんは就活からも逃げた豆腐メンタル。

自分たちが売れないのは、まず社会の側に原因があり、自分たちの努力の方向性が間違っているとかのシビアな現実には目を向けない。玉手箱のように、心の奥に仕舞い込んで開けない。

故障分析

バンドが売れない理由は、SE業界で言う故障(バグ)だ。

システムが動かないということは、必ずどこかに故障=理由があり、システム開発においてはその原因を特定して改修する。

そして、故障の原因を徹底的に分析し直し、一箇所を修正するばかりか、類似する箇所も再分析してその故障が他の箇所でも発生しないよう再発防止策を講じる。

再発防止

売れない理由があるなら、その理由を潰した上で再発しないようにする必要がある。

たとえばギターが下手なのであれば、ギターだけでなくドラム・ベース等の他のメンバも演奏を見直すべきだ。バンドメンバからは「一人だけ下手」に見えても、客から見れば「あのバンドの演奏、イマイチ」と見えてしまうからだ。バンド全体として「バンドの演奏がイマイチ」という問題を潰して再発しないようにする必要がある。

SEになれば、そうやって故障=売れない理由を分析してそれを徹底的に潰す方法を学べるぞ!

他にも活かせるスキル

他にも、SEではバンドが売れるために即日活かせるスキルがたくさん身につくぞ!

問題課題管理

komaru

売れないバンドには問題がつきものだ。

SEは問題管理のプロ。

「バンド内恋愛が起きちゃった!」
「ベースがファンの女の子食っちゃった!」
「ボーカルが不細工!」

バンド運営には解決しなければいけない問題がたくさんある。

大丈夫、一つ一つ潰していこう。

バンド内恋愛はキーボードの女の子を髭のおじさんに変えればいいし、ファンの女の子はそのまま妊娠させて「売れる前から支えてくれた」とか言って結婚すればいいし、不細工なボーカルは全面的に顔面を作り直させよう。

SEになればバンド運営の妨げとなる様々な問題をきっちり解決するまで管理するプロセスを学べるぞ!

セキュリティ管理

enjo

売れるバンドマンには高度なネットリテラシーが要求される。

Twitterでホリエモンに噛み付いてるようなバンドマンは売れないし、Facebookでしょうもないポエムを垂れ流しているボーカルがフロントマンを張ってるバンドは売れない。

ファンと口論をして大炎上してしまう有名人も少なくない。一度ネットで痛い人認定されたバンドが長生きすることは簡単じゃない。

でもSEになれば、高度なネットリテラシーはもちろん、「この情報はネットで発信して良いか」といった高度なセキュリティ判断ができるようになる。

SNSやYouTube、SoundcloudといったWebサービスを高度なレベルで使いこなすことが最近のバンドマンの必須のスキルセットになってきている。

SEになれば一気にパソコンの大先生になれるぞ!

売れないバンドマンの末路

売れないバンドマンの末路は悲惨だ。

35歳、正社員歴・社会経験なし。実績も能力もなければプライドは高い、そんな救いのない存在を誰が拾ってくれよう。

売れないバンドを、自分の人生が終わるまで、売れないまま続けますか?

バンドが売れないなら、SEになってバンドを本気で売るスキルを身に着けよう!

バンド売れなくても生きていけるし!!!

ちなみに、僕の職場にはメジャーデビューまでした先輩がいる。超かっこいい。

以上。まってるぞ、バンドマン。

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