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渋谷のラップバトルを観て外国人が熱狂してた話

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どうもこんにちは、本谷です。

皆さん、渋谷の夜と聞いてなにを思い浮かべますか。

酔っ払った学生の大声、ぼったくり居酒屋の客引き、イカれたホームレスの怒声、酔いつぶれたサラリーマンの吐瀉物。

まあだいたいこんな汚めなビジュアルが出てくるんじゃなかろうかと思います。夜の渋谷が分からない田舎ものは家の裏の田んぼに行って、水際の石をひっくり返して見てみろ。そこにこびりついてるのがだいたい夜の渋谷よ。

で、その汚いもの物産展こと夜の渋谷で、もっともピュアで綺麗な存在。それがラップバトルをする若者なんです。

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渋谷のサイファー

夜の渋谷では、道ばたでおもむろにラップバトルが開催されるんです。突然始まる悪口大会に通行人の目は釘付け。人はみんな本能レベルで唐揚げと悪口が大好き。

それで、数人で集まって即興でラップすること・その集団を「サイファー」というんです。調べてみると色々な駅でサイファーは開催されている。

渋谷ともなると色々な人たちが別々の集団でラップバトルを繰り広げており、渋谷には色々なサイファーが現れる。技術の拙い新米ラッパーから、口まわりの機能が人類を超えて平野レミぐらいまで発達した大物ラッパーまで。

ちなみに「渋谷サイファー」という名前で活動しているサイファーは結構大っぴらに組織化して昨今のラップバトルブームを受けて大きめのイベントを打ったりもしている。フリースタイルダンジョンで一躍有名になったラッパー、ACEが主催。

外国人に大ウケ

それで、渋谷でラップバトルが始まると、最近のラップバトルブームから、結構な人だかりができる。学生っぽいのからサラリーマン、ギャルまでみんな足を止めてバトルを見守る。

で、その輪の中で人一倍熱量をもって見ているのが外国人観光客。日本語のラップを聞いて、全然盛り上がりもしないところで「フォーーー!」とか叫んでる。サンシャイン池崎かよ。空前絶後の見切り発車よ。

なんか自前のGoPro(ビデオカメラ)で、バトル中のラッパーの間に割り込んで一緒に自撮りしてたりする。ラッパーもなんか見えない振りしてバトル続けてたりする。協力して目の前の外人をディスれ。

そもそも、ラップバトルってかなり聞き取るの難しいんですよ。日本語が崩れてる場合も多いから、聴くのもバトルの内容を理解するのも難しい。悪口に一貫性がないことも多い。「ガキは家かえってクソして寝てろ」みたいなことを言った10秒後に「ラップに年の差は関係ねえ」とか言ったりする。クソみたいなオセロの終盤ぐらいの勢いで言ってること180度変える。政治家か???

そんな、日本人でも聴くのが難しいラップバトルに人一倍熱狂する外国人達。日本語で紡がれるラップの内容に盛り上がっているわけではないだろう。

じゃあ何に外国人は熱狂しているか。

それはもう、夢を追う若者のなけなしのピュアな心に、だと思うわけですよ。夢を追う若者の美しさは万国共通。たどたどしくも、熱量をもってマイクに夢をぶつける若者の美しさに、外国人のピュア部がくすぐられたんです。

例え内容が相手への悪口であっても、外国語であっても、夢を追う熱意だけはどんな人種にもストレートに伝わるわけなんです。

とかく汚いものに溢れる夜の渋谷。そんな渋谷にあって、一際きれいに輝いて見えるのが「人の悪口」を一生懸命言う若者というのもなかなかおつな構図。そんなギャップもあって、ラップバトルにはギャラリーが集まる魅力があるのかもしれない。

おわりに

今日はラップバトルをポジティブに楽しむ外国人の話をしたけれど、もちろん、好意的なギャラリーばかりというわけでもない。フンを落として去っていくハトみたいに、これみよがしに嘲笑しながら通り過ぎる輩も少なくない。お前はうんこも漏らせまじ。

ともあれ、渋谷で色々な汚いものに疲れたら、是非夢を追う若者たちのバトルに足を止めて眺めてみてほしい。人の悪口を一生懸命言う若者と、夢を追う若者の奇妙なコントラストで不思議な味わいの夜を過ごせると思う。

ではまた。

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