うつけなコラム発信ブログ

UTSUKE-JOURNAL

コラム ヤバイTシャツ屋さん

ヤバTの『流行りのバンドのボーカルの男みんな声高い』は本当か検証してみた

更新日:

メジャー1stアルバム『We love Tank-top』が初週売上1.2万枚、オリコン初登場7位と、破竹の勢いを見せる、みんな大好きヤバT。僕も買った。見事に買った。名盤でした。

そんなヤバTの新アルバム『We love Tank-top』に『流行りのバンドのボーカルの男みんな声高い』という名曲がある。

もうタイトル通りの出オチの曲。

流行りのバンドのボーカルの男 みんな声高い
おしゃれなコードを使って洋楽みたいに歌いたい

かと思えば、いきなりエモいサビ。

4万円のレスポールと ヤフオクで落としたエフェクター
5万ぐらいのベースと3セットで1500円のスティック
楽器歴だけ異常に長い3人が集まった

大サビの「4万円のレスポールとー」がめちゃくちゃエモい。色んなものごとをあきらめたおっさんの心に滲み入る名曲。

ただの売れてるバンド僻みで終わらせずに自分たちの物語にするあたり、ファン心理をよく分かってる。

そんなわけで、今日の本題。『流行りのバンドのボーカルの男みんな声高い』は本当なのか。

今日は、そんなみんなの素朴な疑問に答えるべく実例をもって検証してみたい。

スポンサーリンク

クリープハイプ

流行りのバンドのボーカルの男声高い代表、クリープハイプ。今更感あふれるけど、まずは真っ先に思いつくバンドだろう。

たしかに声は高いけど、尾崎世界観の声がネックとなって嫌厭されてしまうケースも多い。本人も嫌いな声だと言ってる。

とはいえ、逆にこの声のファンという声も多い。尾崎世界観の描く登場人物たちの切実さを表現するには、逆に余裕の無いぐらいギリギリの声がハマってるように思う。激烈に上手い演奏とあいまって、クリープハイプの音楽は、ちょっと声が高いだけのバンドではとてもついていけないスピードでニセモノたちをぶっちぎっている。

間違いなく、今の邦楽ロック界の中性的なボーカルが爆発的に増える直接的な要因となったバンド。

関連記事:クリープハイプをメンヘラのためのバンドって言うやつはにわか

WANIMA

こちらも邦楽ロックシーンど真ん中で大暴れしているメロコア代表WANIMA。声たっかい。でも多分ヤバTの歌で想定されてるタイプじゃない声の高さ。

売れ方も売れる速度も常軌を逸した経歴。いつのまにか現れて天下獲ってたWANIMA。ハイトーンボイスにハイテンションで、色んなものが普通より高め。低空飛行の陰キャラに手厳しい味わい。

曲は、「どストレートに人間の心のきれいな部分に訴えかける曲」と、「下半身直撃のゲス曲」の2パターンに別れる。ついさっきまで股間にまつわる曲歌ってた同じ口でエモめな曲歌ってJK達を泣かしたりしている。JKの感情の振り幅大きすぎねえかな。泣きながら性欲を爆発させるな。どっちかにしろ。できれば後者にしろ。

WANIMA、ヤバTのターゲットになった「声高いボーカル」像とは多分ちょっと違うけど、今間違いなく流行ってる声高いボーカルのバンド。

関連記事:WANIMA、なんで人間の心の一番きれいなところみたいな曲と下半身の曲しかねーんだよ

サカナクション

ダンスミュージックで邦楽ロックに一大ムーブメントを確立した偉大なバンド、サカナクション。最近は映画音楽の監修とかパリコレの音響とかやってるらしい。

曲調からはそこまで高くも無さそうに聴こえるが、カラオケでイキってお洒落アッピールをかまそうとするサブカルきのこを軒並み返り討ちにする山口一郎の声の高さ。

多数のフォロワーを生み出したものの、サカナクションの圧倒的音楽的教養の前にみんな心打ち砕かれてしまった。長らくずっとシーンのトップにいるのに少しもスピードを緩めないで進化し続けている。出すシングルが毎回年度を代表するようなキラーチューンに仕上げてくる怪物バンド。

関連記事:サカナクションのライブがすごすぎる5つの理由

[Alexandros]

おしゃれなコードを使って洋楽みたいに歌いたい代表、[Alexandros]。

おしゃれなコードを使って洋楽みたいに歌いたい

はやくグラストンベリーのヘッドライナー飾って世界の度肝を抜いて欲しい。最近は海外での知名度も上がってきて、『SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)』っていうアメリカのべらぼうに大規模な音楽フェスにも出演している。10日で20万人とか来場する「AMERICAAAAAAYEAHHHH!!」って感じ丸出しのフェスだ。

流行りのバンド、と一口には言うもののそんじょそこらの流行りのスケールを大きく外れて羽ばたこうとしている[Alexandros]。これからのさらなる飛躍に要注目。

KANA-BOON

四つ打ちスチャスチャ踊れるミュージック、キャッチーなメロディで心掴むぜ代表、KANA-BOON。

四つ打ち スチャスチャ 踊れるミュージック
キャッチーなメロディーで心掴むぜ

多くの楽曲に特徴的なドラムパターンで2012年ごろからの邦楽ロックシーンの気分を一気に決めてしまったバンド。彼らの台頭から、猫も杓子もみんなこぞって四つ打ちの曲を発表し始めた。フェスや対バンで他のバンドの客を持っていける彼らの踊れるキャッチーな音楽は、どこもかしこもフェスだらけな今のシーンにカチッとハマった。

最近でこそ競合としのぎを削り合ってる印象だけど、まだまだもうしばらくシーンの中心で音楽を鳴らし続けるはずだ。

フレデリック

KANA-BOONから更に「四つ打ちスチャスチャ踊れるミュージック、キャッチーなメロディで心掴むぜ」に振り切った過激派バンド、フレデリック。

2015年〜2016年は間違いなくフレデリックの年だった。異常に中毒性の高いループ曲で邦楽ロックファンの脳みそを完全に破壊し尽した。

2017年も同じ勢いのまま、更にもうひとつ壁を突き抜けるか注目して見守りたい。

関連記事:フレデリックの『リリリピート』は脳をとろとろにすああああああ

sumika

こちらも新進気鋭、「四つ打ちスチャスチャ踊れるミュージック、キャッチーなメロディで心掴むぜ」バンド若手代表sumika。

恐るべきキャッチーさのメロディで女心を鷲掴みにしている。あまりの鷲掴みぶりにちょっとしたわいせつ罪を適用されてもおかしくない。それぐらい彼らのつくるメロディはあまりにキャッチーで、心躍るメロディだ。

2016年の快進撃もすさまじかったsumikaだけど、2017年は一気に飛躍を迎える年になるだろう。

関連記事:ぼくたちはsumikaが売れるのを黙って見ることしかできない

おわりに

流行りのバンドのボーカルの男、みんな声高かった。

軽い気持ちで検証してみたら、邦楽ロックの全方位網羅しちゃう実例が出てきてしまった。他にももっとたくさん書きたいバンドあったんだけど、本当にどのジャンルも流行りのバンドのボーカルの男みんな声高い。

ヤバTの僻みもごもっともな結果。でも、今は彼らも僻まれる側のバンドに成り上がってしまった。全力アホ推しのプレイスタイルからやたらやっかみを貰いがちなヤバTだけど、メジャーデビュー前からここまで戦略持ってバンドやれてる人たちってそうそういない。

多分これからも「流行りのバンドのボーカルの男みんな声高い」傾向は続くはずだけど、そんな向かい風にもめげずに邦楽ロックの中心に一気に上り詰めて欲しい。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-コラム, ヤバイTシャツ屋さん
-

Copyright© UTSUKE-JOURNAL , 2017 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.